レポート
令和6年度「農業あおぞら教室」第12回目 実施記録
愛知こどもの国では地域連携事業の一環として年間を通じて「農業あおぞら教室」を行っております。
令和6年度 第12回目は、3月15日(土)9時30分から、地元農家の大嶽農園で、生育中の露地野菜 キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、ルッコラ、ラディッシュ、パクチー、春菊、クレソンの生育&収穫状況を観た。1、2月の雨不足、厳冬で約1.5ヵ月の生育遅れを3月に入り挽回した。しかし甘みのあるブロッコリー、キャベツ、白菜がヒヨドリの集団襲来を受け、葉を食べつくす被害を受けその対応で手間がかかり、最も効果あったのは「野菜を白い不織布の覆い掛け:畝全体をトンネルシート掛け」を実施し見えないようにして、やっと被害を免れ、ちなみに香味の強い(鳥が嫌がる香味)のパクチー、レタス、春菊は害鳥が見向きもせず被害なしであった。
なお今冬は露地野菜以外は野鳥のえさとなる草花少なく、家庭菜園などにも影響、被害が出ている。
今回はジャガイモ(品種:男爵・きたあかり)種の植付けの作業体験を実施した。畝(幅40cm、高さ20cm)に30cm間隔に深さ10cmの穴を掘り、半切りしたジャガイモ面(事前に湿りを取る)を下にして穴に入れ、土を被せる。これらの作業を親子協力して約80個の植付けをした。さらにやっと大きくなったブロッコリーの収穫体験をした。
参加者の感想でジャガイモ種芋の植付けで土いじり作業が親子ともに楽しく、心が癒され、セラピーみたいと。
この日は風もなく、パンジー、ネモフィラ、菜の花、キンセンカが咲き畑の野草ホトケノザ、ナズナも花を咲かせ、ホトケノザの花はピンク色に広がり、芝桜のようでした。
今回は収穫作業したブロッコリーと大きなほうれん草を参加者に配布した。
なお次回令和7年度開催は運営対応調整中です。多くの方々の参加を待っています。
実施内容
・大嶽農園に移動して、現在植栽されている冬春物野菜の生育・収穫状況を観察した。
・参加者にジャガイモ種の植付け作業体験、ブロッコリーの収穫作業体験を実施した。
・3月に入り生育の遅れを晩回し、やっと大きな各種春野菜ができてきた。
野鳥ヒヨドリの集団襲来での食被害状況、その対策実施状況を観察、説明を受けた。